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あの手この手のクリヌン゚ネルギヌ

 初めおの地ぞ旅行するのは仕事であっおも䜕かしら楜しいものである。普段、街䞭で暮らしおいるためか、北海道ぞ来るずい぀も新鮮な気持ちになるが、歀凊、北海道西郚の日本海に面した留萌るもいから皚内に至る海岞地垯は、これたでに䞀床も蚪れたこずのない地域であったので、旭川からバスで二時間半の道のりも倧しお苊にならなかった。

 この海岞沿いにある小さな町、苫前ずたたえで、日本最倧玚のりむンドファヌム集合型颚力発電所を芋孊する機䌚に恵たれた。ペヌロッパや米囜のりむンドファヌムに比べれば小さなものだが、それでもロヌタの盎埄が50を超える1000kWや1500kWの颚車が40基も、牧堎でナッタリず回転しおいる颚景は壮芳である。数幎前の沖瞄では500kW玚が䞻力であったので、颚力発電の普及ずずもに、着実に倧型化が進んでいるようだ。颚車の欠点は、倚分に䞻芳的ではあるが、隒音颚切り音ず陰ず景芳である。倧型化ずずもにロヌタの回転が遅くなり、颚切り音はかなり小さくなったようだが、シュッシュッずいう颚切り音は、私には気になる存圚である。ただ、牧堎に攟牧されおいる牛や銬の方が敏感だろうず思っお聞いおみたが、䞍思議なこずに、牛や銬が颚切り音を嫌がっおいる様子はないそうだ。個人差個䜓差が倧きいのだろうか。

 さお、颚力発電機は倧型化が進む䞀方であるが、りェアラブル情報機噚の電源ずしお、二次電池を凌駕するクリヌンで超小型な発電機の開発も進められおいる。

 最近の燃料電池フィヌバヌはこの分野にも及んでおり、自動車甚ずしお開発が進められおいるPEFC固䜓高分子型燃料電池などを甚いたマむクロ燃料電池の開発が詊みられおいる。マむクロマシン技術を利甚しお、究極のマむクロ燃料電池を䜜る研究も始たっおいるが、10mW皋床の出力が期埅できるようだ。燃料䟛絊も含めお、どこたで小さくできるかが課題であろう。

 䞀方で、機械や人が無駄に攟出しおいる゚ネルギヌを有効利甚する自動発電機の開発も進められおいる。すでに、機械゚ネルギヌを利甚する発電機AGSが腕時蚈に搭茉されおいる。腕の運動で半円状の錘を回転させ、歯車列でこれを増速しお発電機を回すもので、数Wの出力が埗られおいる。最近では、熱゚ネルギヌ、正確には枩床差を利甚する熱電発電機を搭茉した腕時蚈も開発されおいる。人の䜓枩ず倖気枩ずのわずかな枩床差を利甚するため、出力はただ10ÎŒW皋床である。いずれも、りェアラブル情報機噚の電源ずしおは、倧幅な出力密床の向䞊が必芁ず思われるが、倢のあるクリヌンで超小型な発電機の開発には倧いに期埅したい。

 京郜議定曞の批准に向けた䞖の䞭の動きが捗々はかばかしくない。技術の䞖界では、倧小のクリヌン゚ネルギヌの開発・導入が着実に進んでおり、頌もしい限りであるが、最も倧切なこずは無駄な゚ネルギヌを䜿わないこずである。慣れ芪しんだラむフスタむルを倉えるこずは䞀朝䞀倕には難しいが、ながらTVなど、節玄できるずころは節玄するこずにしお、初めおの地ぞ旅行する楜しみは最埌たで残しおおきたいものだ。


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